スカートの鮮烈な赤とリンクするイヴ・サンローランの赤シャドウ
色をリンクさせるなら少しずらすのがコツ
色が印象的な服を着る場合、メイクはその色を拾って組み立てるか、反対色にするかの二択。今回は前者で、スカートの鮮烈な赤を活かすべく、同系色である赤みメイクに。ただし、服の色とメイクをまったく同じトーンにはしません。特に今回のような場合、同じ色でメイクに使う色を選んでしまうと、まとまりすぎてつまらなくなる。ですから、同じ赤でも今回のメイクの主役であるYSLの深い赤みシャドウのような、服と同系色だけど少しずらした色を選ぶのがおすすめ。
唇を血色レスにしたのも、今回のポイント。今度ぜひ、オシャレなファッション誌のモデルさんをよ〜く観察してみてください。ヌーディな唇って顔全体をオシャレに見せる効果があるので、多くのモデルさんが血色レスなリップを塗っているはず。でも、それをそのまま真似すると顔色が悪く見えてしまう……。その場合は淡いチークや血色シャドウでバランスを。こんなふうにパーツでなく、全体で考えるのもメイクが上達するコツなのです。
くすんだ赤のシャドウを効かせて色香を忍ばせる
MAKE-up ITEM
Eye
鈍い輝きと深い色みの大人に似合う赤シャドウ
「スカートの赤を意識した、鈍い輝きがシックな赤みシャドウ。アイホール全体に大胆にぼかし、ブラックのラインでキワを軽く締めれば、カッコよさと色香のバランスが絶妙に」
Cheek
柔らかな血色で肌の温度を上げて
「血色レスな唇をアシストする、淡〜いカラー。色をくっきりと発色させず、フェイスパウダーみたいに広い範囲にふんわりとぼかして」
Lip
顔が一気にあかぬける絶品ヌーディベージュ
「血色レスだけど肌をくすませない稀有な色。唇の輪郭通りにのせて上質な雰囲気に」
Nail
指先に品格が宿るまろやかなカラー
「他のパーツに合わせて指先にも赤みベージュをオン。上質なムードに」
撮影/川崎一貴(MASTASH) ヘア/津村佳奈(un-ami) スタイリング/石関靖子 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
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