【水分クリーム】攻略マニュアル

【韓国スキンケア】人気の水分クリームおすすめ6選!効果や使い方も解説

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韓国でブームのスキンケアコスメ【水分クリーム】BEST6!使いこなしテクも

韓国でおなじみのスキンケアアイテム、“水分クリーム”が日本でも流行の兆し! ベタつかず保湿が叶う、使いこなしテクを解説!

ベタつき嫌いさんの救世主! 水分クリーム攻略マニュアル

教えてくれたのは……
今泉明子さん

今泉スキンクリニック 院長

今泉明子さん

最新の美容医療はもちろん、乾燥肌、敏感肌の治療にも定評のある美容皮膚科医。

TONYさん

ビューティアドバイザー

TONYさん

韓国No.1美容部員として活躍。現在は化粧品開発に携わり多数の名品を生み出す。

穴沢玲子さん

美容ライター

穴沢玲子さん

美容のプロページはこちら
オイリー肌かつ敏感に傾きやすいのが悩みで、国内外問わず幅広い製品を網羅。

Q.今、話題の水分クリームってなに?

TONYさん
TONYさん

もともと韓国で若い世代に向けたマーケティングにより誕生したアイテム


かつて韓国では、クリームは高齢の人が使うものというイメージがありました。そこで化粧品メーカーが、若い世代にもクリームというアイテムを定着させたいと考え、大人用の“栄養クリーム”とは違う軽いジェルテクスチャーのものを“水分クリーム”と名付けて発売したんです。

そのマーケティング戦略が成功し、ビオテルムやVICHYなどのみずみずしいジェルクリームが大ヒット。キールズのクリーム UFCはジェルテクスチャーではないけれど、栄養クリームよりも軽い使用感だということで若者を中心に人気が出て、水分クリームブームを後押ししました。

穴沢さん
穴沢さん

みずみずしくてベタつかずでも保湿力あり


油分より水分を多く含む、さっぱりとした使用感が特徴的。ジェルテクスチャーで浸透のいいものが多いです。たっぷり塗ってナイトマスクにしたりする人もいます。

Q.一般的なクリームの代わりとして使ってもいいの?

TONYさん
TONYさん

主目的は水分補給! 日本のスキンケアとは少し事情が違います


韓国人はスキンケアのとき、数多くのアイテムを重ねていくんですね。水分クリームはそのひとつにすぎず、あくまで水分を補給するためのもの。だから化粧水と水分クリームだけの2ステップケアで済ませてしまったら、たぶん乾燥するんじゃないかな。保湿成分や油分量にもよるのでアイテム次第ではあるけれど、日本のスキンケア習慣のままだと、クリームの代わりにはならないと思います

今泉先生
今泉先生

韓国と日本では湿度の違いがあるので考慮しつつ使って


アジア人は角層が薄く、水分を長くとどめておけないんですね。そのため化粧水でしっかり保水し、油分のあるクリームで保湿する必要があるわけですが、それを考えると水分クリームで水分補給をするのはアリだと思います。ただ、韓国は日本以上に乾燥しています。その風土の違いを考えずに韓国産コスメを取り入れてしまうと、肌荒れする危険性も。

Q.ジェルクリームやオールインワンとの違いは?

今泉先生
今泉先生

ざっくり言えば同じ! 保湿が足りなければ油分でフタをして


水分クリームの成分を見ると、その名の通り水分量がとても多い。さっぱりタイプのジェルクリームとして使うならいいけれど、オールインワンジェル感覚だと保湿力が足りないのでは。水分を補給するアイテムとして投入し、保湿目的では一般的なクリームを使うなど、自分の肌状態で保湿力を調整するべき。

TONYさん
TONYさん

ベタつかないけど保湿成分はバッチリ! これが3品の共通項


日本のジェルクリームやオールインワンクリームは、韓国の水分クリームよりもさっぱりしているイメージです。でも保湿成分が入っているという点では一緒ですね。保湿力が足りない場合はそれだけで済まさず、美容液やクリームを重ねたほうがいいのも、3つのアイテムに共通している使い方だと思います。

\TONYさん解説/韓国における水分クリームの歴史

【2008年頃】若者を中心にキールズのクリーム UFCが大ヒット
こってりした使用感のものが多く、若い世代からは敬遠されていたが、これは今までなかった軽いテクスチャーで使いやすいと人気になり“国民的水分クリーム”と呼ばれるほどに。

【2010年頃】各ブランドがこぞって“水分クリーム”を発売
水のように軽い質感のクリームが流行し、数多く発売された。水分を補給することがメインの働きで、それ以外の機能はあまり備えておらず、若者向けという印象が強かった。

【2012年頃】兵役中の男性の肌を救ったDr.Gのクリームが国中を席捲
肌の手入れができない兵役中、肌荒れやニキビに悩んだメンズの強い味方として台頭してきたのがこちら。施設内では免税で購入できることもあり、お土産として家族にも拡散!

【現在】話題の成分を配合するなど進化を遂げて定番アイテムに
シカをはじめとする話題の成分を配合した製品が続々登場。水分補給するためのアイテムとして誕生した水分クリームだけど、いまや敏感肌、ニキビ肌の救世主として定番化!

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水分クリームとの正しいつき合い方

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